泉質とは

温泉はそれぞれ温度や色、味、肌触り、臭いなどに違いがありますが、最も分かりやすく成分を表したものを“泉質”と呼びます。泉質は大きく9つに分けることができ、湯に含まれる物質により分類され、湯の特徴を示しています。また、人間がそれぞれ違う泉質を持つように、同じ泉質でも実際に湯に含まれる成分量は微妙に異なるため、ひとつとして同じ温泉は存在しないということもできます。

泉質紹介

泉質を知ることで自分に合った温泉を見つけましょう。

[酸性泉]

火山の噴火口付近に湧く日本特有の泉質で、硫酸・塩酸・ホウ酸等を含んでいる場合が多い。そのため、臭いが強く、なめると酸っぱい。また、殺菌力が強く、水虫等の皮膚病によく効く反面、皮膚の弱い人は湯ただれを起こしやすいため、真水で成分を洗い流そう。

[二酸化炭素泉]

炭酸ガスが溶けている温泉で、25℃~30℃の低温の場合が多い。入湯すると全身に炭酸の泡が付き、その気泡がはじける時の刺激で血液の循環が促進されて、低温でも充分温まる。飲用するとサイダーのような喉越しで鎮静作用もあると言われている。

[放射能泉]

放射能を発するラドンを含有する。但し、放射能といってもごく微量の放射能は人体に良い影響を与えることが実証されているので心配いらない。鎮静効果があり精神安定に効果的なので、吸入が最も効果的な活用法と言われているが、湯ただれを起こしやすいので注意が必要。

[硫酸塩泉]

飲用すれば高血圧や動脈硬化の予防になり、外傷や皮膚病のほか、胆石や通風などにも効能があると言われている。さらに、無色透明で飲むと苦味があるが、消化器官のトラブルを抑えてくれる作用があるので、便秘や痔、肥満などにも効き目がある。

[含鉄泉]

湧出時は無色透明だが、空気に触れると鉄分が酸化し、赤褐色に変化する。変色していくと効能も低下するので、源泉に近い無色のお湯の方がより高い効能を期待できる。また、鉄分を多く含むため、酸化する前の無色透明の湯を飲用すると貧血に効果がある。

[炭酸水素塩泉]

カルシウム、マグネシウムを多く含むカルシウム(マグネシウム)炭酸水素塩泉と、ナトリウムを多く含むナトリウム炭酸水素塩泉に区別される。カルシウム、マグネシウムが主成分のものは、じんましんや皮膚の炎症を抑え、ナトリウムには角質化した皮膚を柔らかくする効果がある。

[単純温泉]

泉温が25℃以上で、源泉1kg中に含有成分が1000mgに満たないもの。この湯の特徴は無色透明で臭いがなく、肌触りが柔らかいこと。そのため、刺激も少なく肌の弱い人や高齢者等も気軽に利用することができ、病後、術後、骨折などの療養に向いている。

[塩化物泉]

海に囲まれた日本で最も多い泉質のひとつ。食塩を多く含んでいる温泉なので、なめると塩辛く、入浴後には塩分が肌に付着して汗の蒸発を防ぎ、肌の保湿作用を高めてくれる。また、湯冷めしにくく血液のめぐりが良くなるため、冷え性に効果がある。

[硫黄泉]

卵の腐敗臭のような臭いは、硫化水素によるもの。硫黄は空気に触れると沈殿し、白濁するのが特徴。皮膚病や慢性婦人病に効果があるが、刺激が強く湯あたりや皮膚炎もおこしやすいので、肌が弱い人や高齢者等の身体が弱い人が入るには注意が必要。

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