日本は世界的に見て犯罪率が低く安全な国だとされています。
確かに凶悪犯罪は減少傾向にありますが、
その一方で、空き巣などの犯罪被害は増えています。
ただ空き巣被害は対策をすることによって被害を防ぐことが可能です。
空き巣マーキングの種類と意味を知ろう!
空き巣は住民がいない時を狙って侵入し、
金品を盗もうと考えます。
住民に見つかってしまうとつかまってしまうリスクが高まりますから、
実は下見をしていることが多いことがわかっています。
下見をして、狙っている家の住人が留守にしている時間を調べたり、
住んでいる家族構成を調べるようにしています。
そしてその調べた情報をマーキングという方法で、
色んなところに記しています。
訪問販売を行っている業者と同じようにマーキングをしていて、
その種類は沢山あることがわかっています。
代表的なものが×という印で、
近いうちに家に入ろうと考えている意味をしめしています。
その他にひし形マークは住民が留守にすることが多い、
もしくは空き家になっていることを意味しています。
小さな複数の四角は盗みに適している部屋が複数あること、
そしてコインを複数描いたマークはお金持ちであることをしめしています。
その他にも家族構成を示すマークや犬がいる家、
お隣さんや近所付き合いが活発で
周囲からの目が多い家だということもマークで記されています。
また、以前に泥棒に入られた家であり、
入りやすいということを示すマーキングもあるので注意が必要です。
犯罪者は情報を共有することがありますから、
一度でも家に入られると、
入りやすい家だと認定される恐れがあるからです。
空き巣のマーキングの場所は?見つけたらどうする?
空き巣のマーキングが行われる場所は、
郵便受けや部屋番号など表札部分に行われることが多いです。
マンションなどの場合は、
ガスや電気、NHKのシールが貼られている部分がありますが、
そこには数字などが記載されています。
ガスメーターや湯沸かし器など一見して気付かない場所にも
数字や記号が書かれていることがあります。
紛れるようにマーキングが行われていることが多いので、
普通に生活をしていると気づかないことがほとんどです。
しかし犯罪者は、すぐにそれらに目がいき、
自分で情報を記載したり他の犯罪者と情報を共有している懸念があります。
対策方法としては、
こまめにマーキングが行われていないかどうかを確認することが大事で、
気づいたら必ず消すことが大事です。
マーキングが行われてもすぐに消すことによって、
犯罪者は防犯対策をしっかりしている家だと認識するようになるので、
結果的に侵入を諦める可能性が高くなります。
そしてマーキングをされないように、
余分なものは玄関の外に置かないようにすることも大事です。
また、頻繁にマーキングが行われる場合は、
警察に相談をしたり、自治体でも注意を喚起することが大事です。
空き巣は人の目を嫌いますから、
地域全体で協力して防犯意識を高めることによって、
犯罪を行うには難しい場所だと空き巣が諦めることが期待できます。