自然のなかで休日を楽しむキャンプは、
代表的なアウトドアのアクティビティですね。
そしてキャンプに欠かせないものはテントですが、
初心者にとってテントの設営は
どこかハードルが高いものに感じられてしまいます。
一口にテントといっても様々な種類があります。
もちろん初心者の人におすすめ!
という簡単な設営で使い勝手の良いテントがあります。
ここでは、キャンプ初心者の人にテント選びのポイントを紹介するとともに、
張り方のコツなども紹介していきたいと思います。
自分に合ったテントを見つけて、キャンプをエンジョイしてください。
女性でも楽々♪
キャンプで使うテントのおすすめランキング
テントの張り易さから、
初心者におすすめなのは自立式テントでしょう。
自立式テントというのは、
地面にペグを打ったりロープを使用して張ったりする必要がなく、
ポールやロッドのテンションだけで
自立しテントの形になってくれるタイプです。
ドーム型テント
2本のポールをクロスさせてテントを持ち上げるような単純な仕組みです。
慣れれば1人で作業しても10分足らずで設営を終えることができます。
ですから、テントの中でも最も人気が高く、
定番として初心者からプロの登山家のような上級者まで使用されています。
初めてのテントを選ぶなら最も無難でおすすめです。
ポップアップ式テント
設営にかかる時間はおよそ2秒という手軽に設営できるテントのタイプです。
ケースから出したらテントが勝手に開いて自立してくれます。
手軽な反面、悪天候の中での宿泊には適していません。
結露したり浸水したり、
炎天下の中ではテント内がサウナ状態になってしまうこともあります。
アウトドアで休憩するための場所作りに向いていますが、
しっかりめのキャンプを楽しみたいという人は選ばないようにしましょう。
ワンタッチ式テント
今最も人気の高いテントです。
巨大な折り畳み傘を開くような構造になっていて、
およそ15秒程度で割としっかりしたテントが設営できます。
初心者の人でもスムーズに扱えます。
簡単に設置できるうえ、
キャンプ用のテントとして
必要な装備がしっかりと搭載されているものも多く
初心者の人におすすめできるテントですが、
ポールが折れたり可動部分が故障すると
代用が効かない場合もあるので注意が必要です。
これらは自立式とよびますが、ペグなどで地面に固定しないと
風が強い日などはテントが飛ばされてしまいます。
安全のためのペグ打ちが必要なことは覚えておきたいですね。
また、テントを選ぶ際のキーワードは、次の3つが挙げられます。
「メーカーと値段」
「広さ」
「耐水圧」です。
「メーカーと値段」は、安かろう悪かろうではなく、
予算と用途をよく突合せましょうということです。
有名メーカーのハイスペックなテントは確かに高性能ですが、
それが発揮されるのは、
通常のキャンプ場では考えられない過酷な状況下です。
ムダに高い買い物をしないように、購入時は注意しましょう。
「広さ」は、まさに広さです。
キャンプでは、いろいろな道具を使います。
参加する人数に加えて、
使用する道具の置き場も考えてテントの大きさを決めましょう。
「耐水圧」は、水の侵入しにくさを表す値です。
1つの目安としては耐水圧1500mmであれば十分です。
ゲリラ豪雨に見舞われてもテントの中は無事に済みます。
覚えれば簡単!
快適キャンプのためのテントの張り方とコツ
テントの上手な張り方のポイントを見ていきましょう。
テントを設営する場所の地面と周囲
「どこにテントを張るのか」というのは基本中の基本。
料理でいうなら下ごしらえのようなものです。
一つは、”雨の溜まりにくい場所を選ぶ”です。
テントを張る場所には、水はけの良い場所を選びましょう。
不幸にして水が流れ込んできそうな場所に当たってしまったら、
周辺に溝を掘ったりして
テントの下に水が流れこまないような工夫をしましょう。
次は、木の下など”テントが日陰に入る場所を選ぶ”です。
木の下は、日中であれば直射日光を避けられ、
夜露や小雨からも守られます。
日差しによる高温や、雨水の侵入を防ぎやすくなり、
快適なテント生活を助けてくれます。
最後は、”河川敷や浜辺など水位が変化する水辺には注意”です。
河川敷などは上流の天気やダムの放流によって水位が急に変化します。
多くの場所には立て看板などで注意が促されていますので、
テントをはる前には確認しましょう。
テントを上手に張るコツを押さえよう
自立式テントの設営は簡単ですが、
押さえておきたいポイントがあります。
まずは”グランドシートはテントより小さめになるように敷く”です。
グランドシートを引かないと
地面からの水分でテント内がびしょびしょになります。
ですがグランドシートが広すぎると、
シートが桶のように働き、雨水などを貯めてしまいます。
グランドシートはテントの床面より小さめにして引き込みます。
もう一つは”テントの入り口から風が吹き込まない方向にする”です。
風が吹き込むと、テントは飛ばされたり崩されたりてしまいます。
テントの入り口は風下に向けるようにしましょう。
他にも、”風が強い日は風上からテントを設営していく”や
”雨の日は外側からテントを設営していく”ことがあります。
具体的なことは、購入時にお店の人に聴いてみましょう。
まとめ
キャンプのベテランの方たちからすれば
「もっと言いたい」こともあるでしょうが、
先述したポイントをしっかりチェックして、
手順通りにテントを張れば快適なキャンプを過ごせます。
しかし、キャンプは自然のなかでの活動です。
周囲の状況をよく見て危険を感じたら引き上げることも大切です。
なにはともあれ、快適なテントで日常とは違った環境を満喫してください。