学校の授業参観や普段の生活で、
「子供の姿勢が気になる」
という人が増えています
(例えば 子どものからだと心連絡会議(2015) 「子どものからだの調査2015」)。
背中が曲っている「背中ぐにゃ」と
いう猫背の子どもが増えています。
「たかが猫背」と思うのは禁物です。
猫背は頭痛・肩こり・腰痛という
体のトラブルの原因となり、
さらに集中力の低下や自立神経失調症という
精神的な問題につながる可能性があります。
しかし、猫背は、本人には「楽な姿勢」
と感じられるところがやっかいです。
自分では気づきにくいし直そうとも思いません。
ですから子供の姿勢が悪いと思ったら、
直すように教えてあげるべきです。
また、自然に正しい座り方ができるように
工夫された椅子を使うのも良い方法です。
子供の姿勢矯正の椅子には自然な感触の木製がぴったり
座っている時の正しい姿勢は、
立っている時と同じように
背骨がS字になっている姿勢です。
これが背中や腰への負担が一番少ないのです。
でもS字を保つには注意力が必要。
机に向かって本やノートを開いていると
だんだんCの字状の猫背になっていってしまいます。
背中の曲がりをサポートするのが
姿勢矯正用の椅子です。
正しい姿勢を保つ方法として、
座面の角度と膝の位置に工夫があるもの(例:sakamoto )と
背もたれの形状に工夫がされているもの(例:UPRIGHT )があります。
どちらも木製です。
フレームが金属で座面が布繊維のものもありますが、
長い間使うと座面が破れてしまいます。
学習机は強度と寿命から木製が多いので、
椅子も机と合わせて木製が多いですし、
デザインに統一感が出ます。
子供の姿勢矯正を補助するクッション
既に自宅に椅子があって、
新たな椅子を置く場所に困るようなケースがあります。
そんな時には椅子の上に置いて使用する
クッションタイプのものがあります。
普通のイスの座面において使用するものです。
座ったときに骨盤から背中にかけての部分を左右から包み込んで、
自然に正しい姿勢が保てるようサポートするものです。
くさびのような形状です。
座ると自然に腰骨が起きるような感じで、
バランスシートに似た感じになります。
椅子だけではなくて畳や床の上に置いて使うことができます。
大きさや色に種類がありますから、
自宅の雰囲気に合わせて選びましょう。
まとめ
子どもの姿勢は気になりますが、
子供の姿勢が悪いのは親の姿勢が悪いから
という指摘もあります(参考:NIKKEI STYLE )。
子どもの姿勢とあわせて自分の姿勢も見直してみましょう。
そして正しい姿勢がとれるということは、
筋肉とバランス感覚があるということになります
(姿勢がいい子はぐんぐん伸びる 碓田 拓摩 ナツメ社)。
これは運動をするのにも健康を維持するにも大切ですし、
大人になってからも役立つものです。
正しい姿勢は財産です。
しっかり身に付くようにしてあげたいですね。