洗い物が済んで一息つこうと思った時に、
排水口から「コポコポ」と音がするとぎょっとします。
どこかに不具合があるのでは?と不安になってしまいます。
キッチンや洗面台の排水口から音がするのは幾つかの場合があります。
洗面台からの排水で音が聞こえるのは、
配管を流れる水音がパイプを伝わって聞こえるからです。
キッチンのシンクで大量の水を流すときも同様です。
気を付けたいのは、水の流れ方です。
勢いよく排水されているのなら音は問題ありませんが、
水の流れが悪い(水位が下がるのが遅い)のに音がするのは
排水口や配管内の水の流れが悪くなっていることが考えられます。
一度、排水口と配管の掃除をおすすめします。
キッチンの排水口の蓋がなくてもOK!代用できるもものとは
排水口の周りの掃除をするときには、
一緒にシンクのボウルなどの清掃もしたくなります。
水を張って洗剤を入れて待つのはお掃除の常とう手段ですね。
その時、困ることが排水口の蓋です。
普段、使わないと行方不明になっていることが多いのです。
まぁ、蓋自体は、ホームセンターなら数百円で購入できますし、100均にもあります。
でも掃除を始めたのに、サイズを測って買いに行くのも面倒です。
では、手近なもので代用する方法を紹介します。
〇ビニール袋
排水口に取り付けられているごみ受けを取り外し、
ビニール袋で覆ってから取り付ければ水が流れるのを止められます。
レジ袋でもOKです。
水の重みで落ちないように、袋の底はごみ受けの内側です。
少し手間がかかりますが、ラップでグルグル巻きにするのもありです。
〇ラップとお皿
ごみ受けが無い場合、
排水口の穴より大きいラップ(2~3倍が目安)を排水口に貼り付けます。
そして、お皿(平皿)でラップが浮かないように押さえます。
そして水を貯め始めます。
ある程度貯まるまでは、皿が動かないように手で押さえておきます。
水位が上がれば水圧で押さえられて蓋は動かなくなります。
多少の水漏れを気にしないのなら、ラップの代わりに布を使う方法もあります。
皿で押さえるのはラップの場合と同じです。
キッチンの排水口が臭い!
ヘドロでベタベタなのはどうやって掃除する?
排水口の周囲は、知らない間にヘドロ状の汚れがついてしまいます。
この汚れの原因は、油、水垢、石鹸かす、
そしてこれらを餌に繁殖するカビなどの雑菌です。
臭いが汚れが気になるのなら、
排水溝周りを分解して、
使い古した歯ブラシなどで汚れをこすり落とすのがよいのですが、
毎日行うには手間がかかります。
分解掃除まではいかなくても、効果がある方法があります。
〇重曹
お掃除では定番の重曹は、排水口のヘドロにも有効です。
重曹を溶かした水はアルカリ性で、酸性の脂・油汚れに効果があります。
〇クエン酸
こちらも定番の汚れ落としですね。
クエン酸は酸性ですので、水垢や石鹸カスに対して効果があります。
代わりにお酢を使う方法もあります。
重曹と混ぜると泡立たちます。
この泡は汚れを浮き上がらせるのに役立ちます。
ですが基本は、排水口に重曹をいれて15分程度まち、
次にクエン酸を入れた水(水:コップ1杯に対しクエン酸:スプーン1杯が目安)を
流し込みます。
泡の発生が収まったら水を流します。
きれいになったところでアルミボールを入れてお掃除完了です。
〇アルミを使って菌の繁殖を抑える
水に溶け出した金属イオンには除菌効果があります。
ですから、安価なアルミ箔を丸めてボウル状にしてごみ受けに入れておきます。
金属イオンの濃度が高くなり過ぎると効果が期待できないので、
定期的に水を流すところに向いています。
台所や洗面台なら毎回の排水で、
アルミボールから金属イオンが流れ出し、
菌の繁殖を抑えることが期待できます。
アルミボールの代わりに10円玉(銅)や
1円玉(アルミ)を使う方法も紹介されていますが、
お金を使うのはもったいないですよね。
普段からパイプユニッシュなどで汚れを少なくしておくと掃除が楽になります。
掃除にかかる時間と手間を考えると見えにくいところこそ
日頃のひと工夫が大切なのです。