5月から6月になると、梅雨に入ってきます。
日本の梅雨の花と言えば・・・そう紫陽花!!
その紫陽花には、数多くの品種や形が存在するのを知っていますか?
花屋さんがそれぞれの紫陽花を育てるときに、
色の発色をよくさせるために土や肥料を調整されているそうです。
それくらい紫陽花は奥が深いそうです。
そこで、今回は紫陽花について色々とお話をさせていただきたいと思います。
梅雨の花あじさい。豊富な種類と珍しい形が魅力♪
紫陽花は50種類以上と種類が豊富なうえ、
色にはそれぞれ花言葉もあります。
この日本の四季を彩る紫陽花の特徴や名前の由来、
代表的な紫陽花の人気ランキング5などをご紹介させていただきます。
紫陽花に特徴や名前の由来とは?
紫陽花は菊類に分類され、紫陽花のなかで大きく2つのタイプに分けると、
「ガクアジサイ」と
「ホンアジサイ(ハイドランジア)」に分けられます。
また、花のように見える部分は萼(がく)になります。
紫陽花のなかに丸い形のものは
「てまり咲き」と呼ばれているものもあります。
「紫陽花」の名前の由来には、2つの説があり、
1つ目は、藍色が集まったものという意味の「あづさあい(集真藍)」
(「あづ」は集まる「さあい」は青い花)という言葉から来ている説と、
2つ目は「あぢさゐ(味狭藍)」(「あぢ」は誉め言葉、「さゐ」は青い花)から
来ているという説です。
また、「紫陽花」という漢字は、
もともと中国のライラックの花に当てた漢字が日本では間違って当てられ、
現在の花に対して紫陽花として誤用が広まったようです。
紫陽花の代表的な種類!人気ランキング5
紫陽花の種類は豊富で、本当にきれいなものがたくさんあるので、
ここからはプレゼントとしても、プライベート用でもおすすめ、
紫陽花の人気ランキング5をご紹介させていただきます。
1位:2012-2013「フラワー・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞の「万華鏡」!
この紫陽花は「ジャパンフラワーセレクション2012-2013」(鉢物部門)
「フラワー・オブ・ザ・イヤー」で最優秀賞を受賞したもので、
島根県が開発した紫陽花です。
ピンクやブルーのパステルカラーで今までになかった紫陽花です。
これは、とても可愛らしい紫陽花なので大変おすすめですよ!
2位:希少品種の「西安(シーアン)」
西安(シーアン)は秋色紫陽花の中で代表的な品種で希少品種ですが、
大変人気の高い紫陽花になります。
天候や気温の変化によって(ブルー・虹色・グリーンまたは、ピンク・虹色・グリーン)と色が変わります。秋まで育てやすくなっている品種です。
3位:2006-2007「フラワー・オブ・ザ・イヤー」受賞の「フェアリーアイ」!
紫陽花の育種家と坂本正次氏が開発した品種になります。
見た目はバラのように重なり合った珍しい八重の紫陽花になります。
フェアリーアイは紫陽花の中でも花弁が厚く丈夫なので、
大変育てやすいようになっています。
このフェアリーアイは西安(シーアン)と同じ「秋色紫陽花」で、
色の変化を楽しめるものになっています。
4位:八重の花が星のような「こんペいとう」
名前の通り見た目がこんぺいとうの様な形をした紫陽花です。
花びらのふちが白く中心に向かって色が濃くなっていく、
グラデーションで珍しい品種になっています。
5位:古くから伝わる「ベニガクアジサイ」
江戸時代から親しまれている品種です。
ガクアジサイに似ていますが、ガク片にはギザギザがあり、
中心の粒々はひし形になっていて、
初めは白い花色で次第に濃い紅色へと変化していく特徴を持っています。
紫陽花の種類まとめ!
私自身が厳選した紫陽花の紹介でしたが、
まだまだ紹介しきれないくらいたくさんの紫陽花があります。
ネットで紫陽花の検索をしてみると数多くの紫陽花が出てきますよ!(^^)!
鉢植え紫陽花!誰でも簡単手入れの仕方
種類豊富な紫陽花!
これまでは紫陽花の種類などをご紹介させていただきましたが、
公園やお庭などで紫陽花を見かけることはあっても、
プレゼントで頂いたりプライベートで購入した時に鉢植えの場合、
育て方やお手入れはどのようにすればいいのでしょうか?
ここからは基本的な紫陽花の育て方やお手入れの仕方、
気を付けるポイントなどを簡単ですがご紹介させていただきます。
基本の紫陽花の置き場所と水やり
まず初めに置き場所ですが、紫陽花は半日蔭でもよく育つ植物なので、
午前中は日なたで午後は日陰になる場所が最適です。
または一日中明るい日陰でも大丈夫です。
水やりに関しては紫陽花にとって大切なポイントになってきますので、
鉢植えの場合はたっぷりと水をあげてください。
目安は大きめのバケツに水をたっぷり入れて、
紫陽花の植木鉢ごと浸すと気泡が出てきます。
その気泡が止まったら植木鉢を取り出すのが基準となります。
水をあげる時間帯は早朝がいいでしょう。
水やりの注意点として、たっぷり水をあげるのは春から夏くらいまでで、
花が終わったら普通の水やりでお願いしますね。
紫陽花で気を付けるポイントとは?
紫陽花を育てるときに気を付けないといけないことが2つあります。
1つ目は病気、
2つ目は害虫です。
植物を育てるときには避けられない事なので、
せっかく育てるなら病気や害虫に気を付けたいですよね。
紫陽花は自然に生えていることが多いので、
害虫や病気に強い植物だと思いがちですが、
鉢植えの場合はそうはいかないようです。
かかりやすい病気と対処は?梅雨の時期だからこそかかりやすいですよ。
・うどん粉病
葉が白くなることで光合成が出来なくなり成長に支障が出てしまいます。
対処:
剪定(樹木の枝を切り、形を整えたり風通しを良くする事)をしたりし、
風通しを良くしたりして、殺菌剤などを使用する。
・褐斑病
葉が黄色い斑点から黒くなって縮れてきます。
対処:
幹の下から感染してくるので、うどん粉病の対処と同じようにしてください。
・たん素病
褐色の斑点ができてきて、少しずつ穴が開いて枯れていってしまいます。
対処:
枯れた葉はすぐに切り落して薬を散布してあげてください。
つきやすい害虫と対処は?
・アブラムシ
植物の栄養を吸い取ってしまうので、成長の邪魔になってしまいます。
対処:
市販の殺虫剤を使いましょう
・ハダニ
葉の裏に付き養分を吸い取ってしまいます。
対処:
市販のダニ用の殺虫剤か水をやるときに葉の裏にかけるようにして、
駆除してください。
・アジサイハバチ
5月頃に産み付けられた卵が6月頃に産まれた幼虫が
葉を食べてしまう厄介な害虫です。
対処:
薬を散布で早めの退治をしましょう。
その他「チャノキイロアザミウマ」や「アジサイワタカイガラムシ」などの害虫に
注意しなければならないので、発見したら早めの対処をしてあげてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は紫陽花のことについて色々とお話をさせていただきました。
この記事を読んで頂いて、
紫陽花をプレゼントされる方や観賞用にされる方に、
少しでもお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。