健康&美容

夏の立ちくらみはこれが理由!?暑いと血圧が下がる仕組みとは

2018年5月5日

年齢を重ねると自身の健康状態が気になる人が増えてきます。

 

中でも血圧は注目度が高い項目です。

 

寒い冬場の高血圧は、
脳溢血など血管にダメージを与える原因になることがよく知られています。

 

反対に暑い夏場は血圧が低下して、
たちくらみや倦怠感など体調不良の原因になるのはご存じですか?

 

ここでは、夏に血圧が下がる仕組みを説明し、対策を紹介します。

 

 

高血圧の人も注意!暑いと血圧が下がる仕組み

 

血圧が季節によって変動することはよく知られています。

 

ではその仕組みはどうでしょう?

 

血液は心臓によって押し出され、血管を通って全身に送られます。

 

その時の圧力が血圧で、血管を通過する時、
通りにくいと高くなり、その反対なら低くなります。

 

この”通りにくさ”は、主に血管の太さで決まります。

 

もう一つは血流の量です。
多いと血圧は上がり、少ないと血圧が下がります。

 

これらのことから暑い夏場は、

 

1.体温を逃がすために血管が広がって太くなる
2.汗で水分が失われて血流が減少する

 

ことから血圧が下がります。

 

高血圧の治療のために降圧剤を飲んでいる人は、
薬の効果を相まって、血圧の低下を招くことがりますので注意が必要です。

 

 

水分補給と温度に注意!夏の過ごし方のコツ

 

 

では、夏場の血圧低下を防ぎ、安定した血圧を保つ方法は、
水分補給と温度管理が重要になってきます。

 

暑いと汗をかいて水分を体外にだしてしまいますと血流が減ります。

 

また、血液もドロドロしてきて、脳梗塞や心筋梗塞が起きやすくなります。

 

ですから、喉の渇きを感じる前に定期的に水分を補給しましょう。

 

水分と一緒にミネラル分も体外に排出されてしまいますので、
麦茶がお勧めです。

 

コーヒーの飲みすぎはいけません。

カフェインの利尿作用で、水分が排出されてしまいます。

 

次に温度ですが、ポイントは温度の変化です。

 

暑くなると血管が広がって血圧が低下し、めまいや立ち眩みの原因になります。

 

また冷房が効きすぎていると、血管が縮んで血圧が上がる原因になります。

 

気温の変化が大きいと血圧の変化の原因となります。
差室内と室外の温度差は5度以内を目安にするのがよいと言われています。

 

若い頃は平気だった夏も、年齢を重ねると体にこたえるようになってきます。

 

暑さによる低血圧はたちくらみや眩暈をおこし、転倒の原因になります。

 

階段や屋外では大きな事故につながります。

 

血圧の低下は、ちょっとした注意で防ぐことができます。
冷房や衣類をこまめに調整しましょう。

また水分を適切に摂ることで潤いを保ちましょう。

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