ペットには暖房が必要?
童謡で唄われているように、犬は寒さに強いイメージがあります。
確かに、寒い地域を原産地としているハスキーや、
秋田犬などの日本在来犬は、寒さに強いのです。
これは、体毛を見ればわかりやすいのですが、
綿に似ている「アンダーコート」とよばれる下毛が発達しているためです。
正に綿に包まれている感じなので寒さに強く、
冬に外で元気いっぱい遊んでいます。
一方、マルチーズやヨーキーのようなツルっとしたシングルコートの犬や、
チワワやブルドッグなどの短毛種の犬では、
体毛に保温機能が乏しいため寒さを苦手としています。
このような犬を飼うのであれば、
人間と同じように寒さ対策が必要となります。
対象となる犬に応じた寒さ対策は必要といえます。
寒さ対策の基本は温めることです。
エアコン、ヒーター、毛布、湯たんぽなどいろいろありますから、
飼い主の環境にあったものを選べばよいでしょう。
ポイントは、事故防止策があること。
コードを興味本位で噛んだり、
暖房器具を転倒させたりしないように気を付けましょう。
また、一定の温度を維持する機能が付いたものが便利です。
犬をペットとして飼いたい♪初心者の心得
よくなついてくれる犬はかわいいものです。
ですが、ペットですから、
飼い主としておこなわなければならないことがあります。
〇経済的な面:えさ代、予防接種代、住環境を整える費用など
〇時間的な面:一緒に散歩(運動)してあげる、しつけをおこなう
犬の種類にもよりますが、食費は 5,000円~、
ワクチン接種費が 7,000円程度が目安です。
このほかにも登録費(3000円程度)、
トリミング(毛を切り揃えること、5000~10000円程度)や、
病気になった時の医療費や
去勢・避妊の手術費: 20,000~40,000円程度も検討しておきましょう。
犬はペットだけど大事な家族!
ペットといえども一緒に暮らしていると、
なくてはならない存在感が生まれてきて、家族同然の感がします。
その一方、「飽きてしまった」などと飼い主側の身勝手な理由で
野犬になってしまう犬が多数います。
生物を扱うのですから飼い主には、
「最後まで責任を持って面倒をみる覚悟」が必要不可欠です。
種類にもよりますが12~15年程度の寿命があります。
そして、生物ですから、飼い主の思うままになるとは限りません。
飼い主の指示に従うときもあれば従わない時もあります。
指示に従って上手にできたときは褒めてやり、
できなかったときはしつけることが必要です。
子供を育てるような手間を費やします。
この手間がかかるから、家族同様の絆が生まれるのかもしれません。
まとめ
かわいいペットである犬には、
種類に合わせた冬の寒さ対策を行ってあげましょう。
そして、暖房を行うのなら、気を付けたいのが「低温やけど」です。
人の場合なら44度のものを6時間程度あて続けるとおこるといわれています。
犬でも低温やけどは発症します。
皮膚の色が赤紫から青黒となり、次第に毛が抜け、
潰瘍をおこしたようになります。
人間同様、ヒーターやカイロが直接触れないように、
タオルでくるんだりするなどの配慮が必要です。
春には外でいっしょに遊べるよう、ペットの健康管理をしたいものですね。