庭の管理で頭を悩ませることに雑草対策があります。
生えてくる度に手で抜くのは大変ですし、
除草剤の使用は面倒ですし、
植え込みなどによって
使える場所が限られることがあります。
除草剤の他にも雑草対策にも
芝生、砂利、防草シート、コンクリート、タイルなど
いろいろあります。
どの方法にも特徴がありますが、
少なからず施工に労力と費用がかかります。
そこで代表的な雑草対策について特徴をまとめました。
雑草対策で庭に砂利を撒くメリット・デメリット
砂利を敷く方法は雑草が生えてくるのを防ぐ方法として
よく行われています。
具体的には、砂利や砕石(大きな石を砕いて粒上にしたもの)を
3~5cm程度敷きます。
費用の目安としては2000円/m²くらいです。
敷地の土の状態や使い方によりますが
3~5年くらい効果が期待できます。
砂利のメリットは、
- 入手が簡単。体力に自信があれば自分で施工が可能
デメリットは
- 人や車が通るうちに砂利が沈んで土が現れると、雑草がはえてくる。
- 落ち葉などの掃き掃除がやりにくい
となります。
雑草対策として防草シートを敷く
防草シートは砂利と並んでよく行われている方法です。
風で飛んで地面に落ちた雑草のタネが根をはったり、
成長に必要な太陽光を遮ったりするため、
地面にシートを被せて杭で固定します。
業者に依頼した場合の費用は1500円/m²程度です。
防草シートのポイントは材質選びです。
シートは雨水や太陽光の紫外線で劣化していきます。
ホームセンターなどで安価に購入することができる防草シートで、
耐用年数は1~3年ほどです。
織り目が均等に整った密度の高い紫外線対策のなされているものであれば
5~6年ほど使えるものもあります。
防草シートのメリットは
- 入手が容易
- 人手がかかりますが、施工自体は容易
デメリットは
- 施工後の外観がよくないので、
シートの上に砂利を敷くなどの対応が必要(砂利引きの費用も必要)。 - 土に還る天然素材のものもありますが、
寿命がきたシートは廃棄処分する必要がある。 - 雑草の種類によってはシートを突き破って出てくるものもある。
となります。
庭の雑草対策は、やはりタイル張りがいい
砂利や防草シートも効果がありますが弱点は景観です。
どうしても単調な見た目になってしまいます。
外観と防草効果がある方法がタイルを敷く方法です。
手順は地面を整地して平にしてからタイルを敷いていきます。
きっちり隙間をつくらずにタイルを敷けば
コンクリートと同程度の10年以上の効果が期待できます。
タイルの長所は次のようになります。
- 庭の雰囲気が良くなる
- タイルの種類、デザインが豊富
- 雑草対策としての効果が高くて長く続く
- 清掃が容易
導入費用が高いタイルの短所は
- タイルをきっちり敷くのには技術が必要
- 隙間があると雑草対策の効果が低下する
- 費用が高め
となります。
費用の目安は業者に依頼した場合は1.5万~5万円/m²くらい。
自分で DIYで置くだけタイルなら5千~3.5万円/m²
(300mm×300mmのタイル1枚が3500円くらい)かかります。
仕上がりに影響するのは地面の整地です。
丁寧に行えば自分で行えますが、
面倒なら業者さんに依頼も検討しましょう。
まとめ
雑草対策には各種の方法があります。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには
トータルな視点から検討することが大切です。
単に雑草対策としてコスト面から考えると
砂利や防草シートとなりますが、
家のエクステリアの一環として考えると
タイル張りがおすすめです。
和風・洋風と様々なデザインの中から選べて、
長期間の防草効果、掃除のしやすさが得られるからです。