”疲れたときには甘いもの”というのは、よく聞かれるフレーズですね。
体を使ったら疲労を感じますが、頭を使っても疲れます。
勉強で頭を使って”疲れた”と感じた状態では、
勉強、特に暗記系、ははかどりませんよね。
こんな時に、疲労感を和らげるアイテムの一つがチョコレート。
リフレッシュと空いた小腹を満たすことができる優れものとして、
多くの人が机の横に備えていると思います。
何故チョコレートが選ばれるのか?
実はチョコレートには脳を活性化させる栄養素がたくさん詰まっています。
そして、気分を和らげて緊張をほぐす効果がありますから、
精魂を込めて勉強している人の癒しにぴったりの食べ物です。
そこで今回は、勉強に効くチョコレートの活用術についてご紹介します。
チョコレートの効果は脳にとってどんな刺激があるか
チョコレートから思いつくものといえば「甘さ」です。
脳の活動に必要なブドウ糖がたくさん含まれています。
チョコレートのようなお菓子類に用いられている精製された糖は
吸収が早いことから、脳への補給に適しています。
さらに、チョコレートにはビタミン類、カルシウム、
マグネシウム、亜鉛などのミネラルが含まれていて肉体の疲労回復に役立ちます。
また、「カカオポリフェノール」が入ったチョコレートが売られています。
ポリフェノールは血行を良くして、コレステロールを下げ、
動脈硬化の予防になります。
他にもカカオポリフェノールは「BDNF」という物質が増えることを助けます。
これは記憶や学習を向上させますから、勉強が捗る一助になります。
もう一つ、チョコレートに含まれるテオブロミンという物質は、
交感神経と副交感神経のバランスをとってリラックス効果をもたらします。
肉体的にも血行を改善して疲労回復に役立ちます。
このように、チョコレートは脳への栄養補給、記憶や学習の支援、
疲労回復に役立つ食べ物なのです。
今日から始めるチョコレートの効果的な食べ方
先に述べたように、チョコレートに含まれている成分の働きは、
「補給と回復」です。
ですから、チョコレートが活躍するシチュエーションは「休憩中」となります。
勉強の前に食べることで脳に十分な養分を送ることができます。
休憩中の食べることで、使用された糖分の補給や
テオプロミンやポリフェノールによる疲労回復に役立ちます。
一般に、チョコレートの効果は食後1時間くらいがピークで、
2時間くらいで効果がなくなります。
糖分が脳に届く時間を合わせて考えれば、
勉強の1時間~30分くらい前に食べるのがよいでしょう。
板チョコなら1/3枚くらいが目安です。
気を付ける点としては、「食べ過ぎ」です。
チョコレートは糖分を多く含むので高カロリーです。
摂り過ぎれば肥満を引き起こします。
くれぐれも食べ過ぎないようにしましょう。
まとめ
チョコレートは種類によって含まれる成分の量が違います。
例えば、脳への養分補給なら糖分の多いミルクチョコレート、
カロリーを控えたり疲れを癒したりする場合は、
カカオが多めのビターチョコレートという感じで選びましょう。
養分補給と気分転換のできるチョコレートは、
勉強の友としてそばに置いておきたい食べ物といえるでしょう。
でも、食べ過ぎと虫歯には気を付けたいですね。