面接。学力試験に引き続き受験生にとって「壁」となるのが面接です。
面接官との会話や、他の受験生とのやり取りを通じて
学力試験では測れないところを見られます。
一方、あなたの「この学校で学びたい」
という想いをアピールする機会でもあります。
面接試験には、一人ずつ行うもの、複数の受験生と行うもの、
グループ討論の形で行うものなどがあります。
入室方法のマナーとは?
そして、どの面接試験でも共通にあるのが「入室」です。
面接官は、この「入室」のときの仕草から、あなたへの評価を始めています。
多くは「どうぞ」とか「お入りください」
と声がかかってからドアを開けて入室します。
そしてドアを閉め、「よろしくお願いします」と面接官へ挨拶の後、一礼します。
一見、簡単な流れなのですが、
多くの人がやってしまうことが
挨拶をしながらお辞儀をする「ながら動作」です。
普段はあまり気にすることはありませんが、
「ながら動作」は「ダラダラ感」を相手に与えてしまいますし、
下を向いての発生は「声」が相手に届きにくいのです。
ここは焦る気持ちを抑え、
挨拶の発言の後に一呼吸置いて、お辞儀をしましょう。
この方はキビキビとした行動に見えます。
面接のように人と会う際の挨拶は「語先後礼」です。
覚えておきましょう。
入試面接で聞かれる「志望動機」なんと答えるのが正解?!
志望動機を問うことは面接試験での定番です。
ということは、事前に回答を準備しておいて損はない、ということです。
この回答に含めたいことは次のものです。
- 「入学してからやりたいこと」を思い至った背景・経緯
- 「やりたいこと」と「学校の方針」が合致していること
- 何かのコピペではなく「自分の言葉」で綴ることです。
また、志望動機を補強するため、
オープンキャンパスに参加したときの感想などを織り込むのも有効です。
そして、回答を作成したら、
必ず学校の先生や塾の担当の人に聞いてもらいましょう。
自分一人で作成した回答に往々にしてあるのが「独りよがりな表現」です。
この修正には客観的な立場の人に見てもらうことが一番有効です。
入試の面接で好印象を与えるコツがあった!
面接官に好印象を与えるのは、あなたの態度です。
中でも話し方が重要です。
ポイントをまとめると次のようになります。
- はっきりと話す。
「口は大きく開ける」ように意識します。 - 早口にならない。
極端にゆっくり話す必要はありません。
相手が聞き取りやすいスピードで話すように。
緊張していると早口になりやすいので
心構えとしては「ゆっくりめ」を意識するとよいでしょう。 - 回答は短く。結論を先にするようにしましょう。
よく前置きをダラダラと話す人が(会社にも)いますが、これはNG。
明確な回答ができないのを誤魔化そうとしているように受け取られてしまいます。
これも練習あるのみです。
学校や塾で練習させてもらいましょう。
まとめ
面接試験の最大の敵は「緊張」です。
普段なら何ともない質問でも、緊張すると答えられなくなってしまいます。
これに対する方法は、準備と練習です。
予想される質問への回答を準備し、何回も練習することです。
感覚を掴むことが緊張を和らげてくれます。
そして、面接試験は
あなたを落す理由を見つける場ではないことを覚えておいてください。
この学校に入りたい、という意思を確認したり、
「あなた」という人間を知りたいために質問したりする場なのです。