夏場、ものが腐りやすくなるのは皆さんご存じですよね。
自宅での食べ物に気を付けるのは自分ですが…
外食の場合、お店だからと安心していませんか?
もちろんお店の人は、気を付けてくれています!
お客様の口に入るものを粗末に扱うはずがありません。
食中毒など飲食店にとって大きな問題ですから。
しかし…
食中毒は、目に見えるものだけでないことが厄介なのです。
明らかに腐っている状況の食品なら味やにおいでわかりますよね。
自分では大丈夫だと思っても、菌が発生している場合があります。
菌が体に入ってから食中毒が発症する時間や症状まとめ
菌を口にしたからといって、すぐに症状が表れるわけではありません。
さすがに毒キノコやフグの毒にあたってしまった場合は別ですが…
ノロウイルスの潜伏期間で24時間~、
カンピロバクターは2日~1週間と言われています。
カンピロバクターは鶏や牛など家畜にいる細菌です。
レバーなどが要注意の部位となりますが、それだけではありません。
生肉を触った手や包丁で触れてしまうと、
その他の食材にも菌が付着し感染の恐れがあるのです。
また、誰もが名前を聞いたことのあるO157も少量の菌でも感染してしまいます。
基本的には十分に加熱されていれば平気です。
潜伏期間を調べた上で、まだ症状が出るには早すぎる…
と判断してしまうのもどうでしょう?
サルモネラ菌などの場合は発症まで6時間~と短い特徴があります。
食中毒になった時の対処や自宅にある薬で効果的なものは?
急性の下痢に陥ってしまった場合、まずは水分補給が大切です。
お腹が痛くて飲み物どころでない…
何も口にする気がしない…
そう感じる人も多いも思います。
しかし下痢や嘔吐を繰り返すと、体の中の水分が失われます。
つまり脱水症状を引き起こしてしまう可能性があるのです。
下痢止めや吐き気止めなど、
市販の薬を使用したくなる人も注意が必要です。
医師の判断をなしに薬を飲むことは、オススメできません。
病院では抗生物質を処方されることが多いですが、
・まずは何が原因での食中毒か?
・本当に食中毒なのか?
それを明確にしなければいけないからです。
自己判断せず、
我慢できない苦しさがある場合、速やかに病院を受診しましょう。
最後に
食中毒が疑われる季節は夏だけではありません。
年中、私達の周りに食中毒の菌は潜んでいるのです。
子供は比較的、両親が心配しての受診が多いですが…
大人になるにつれ、仕事の休みが取れないこともありますよね。
市販薬でどうにかしたい気持ちもわかります。
しかし!
長引く下痢、嘔吐は苦しいものです。
病院で早急に診てもらうようにすることをオススメします。
自己判断での薬の服用は、できれば止めておきましょう。