紅茶というと、映画のシーンにでてくるお菓子を側において
紅茶でくつろぐティータイムを思い浮かべる人は多いと思います。
この紅茶と緑茶、ウーロン茶は、
実は同じ「茶」の樹の葉から作られます。
日東紅茶(参考)で解説されていますが、
紅茶と緑茶の違いは製造法の違いで、
お茶の葉を酸化酵素の働きで発酵させたものが紅茶なのです。
そして、紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールやカフェインは
健康に役立つ成分として知られています。
紅茶ポリフェノールは、
血中コレステロールや血糖値、血圧の上昇を抑え、
生活習慣病の予防が期待できます。
カフェインは、疲労回復や脂肪燃焼の働きがあります。
紅茶の味わい方には色々あります。
何も入れずにストレートで風味を楽しむのも良いですし、
ミルクや砂糖を入れて好みの味にするのも良いですね。
健康を考えたのなら、
はちみつを入れたカモミールティーがおすすめです。
甘味料として古くから使われているはちみつは低カロリーで、
抗酸化作用や血糖値を上げにくくする効果があります。
山田養蜂場(参考)のサイトで紹介されているように、
お肌の保湿、シミ・ソバカスの原因になるメラニンの抑制に効果があり、
美容にもよいのです。
紅茶とはちみつの組み合わせは、
生活習慣病の予防とお肌の健康を保つ効果が期待できるのです。
紅茶には美白効果も?
女性にとってきになる「お肌の美白」ですが、
紅茶には美白効果があります。
先にも紹介しましたが、紅茶ポリフェノールには次の働きがあります。
〇抗酸化作用:
活性酸素の活動を抑えます。老化防止につながります。
〇水分を保つ働き:
お肌の水分を保持することで潤いを保ちます。
その効果はビタミンCと同じくらいとの研究結果があります。
〇メラニンを抑制:
紫外線を浴びたお肌でつくられるメラニン色素がシミ・ソバカスの原因となります。
紅茶ポリフェノールはこのメラニンが作られるのを抑える働きがあります。
紅茶とお肌の関係について、
紅茶の専門家のキリンR&D本部飲料技術研究所の副所長さんと
美白治療を行っている美容皮膚科の先生の解説でも確かめることができます。
紅茶は毎日飲むのが正解な理由
紅茶には血糖値の上昇を抑制する作用があることは、すでに紹介しました。
これは紅茶ポリフェノールが、糖の分解を促す酵素の働きを抑えることで、
腸が吸収される糖の量が減るためだそうです。
日経スタイル(参考)には、
水と比べて紅茶を飲むほうが糖の吸収が遅くなる結果が示されています。
また、脂肪の吸収を抑える働きもあるそうです。
この他にも、紅茶ポリフェノールには抗菌作用があり、
ノロウイルスの活動を抑える効果があります。
健康によい働きがある紅茶ですが、
その効果を得るためには、1日3~4杯が目安だそうです。
食事と一緒に紅茶を飲むことで
生活習慣病リスクなどの軽減効果が期待できます。
まとめ
日東紅茶の資料によると、
世界のお茶のなかで一番多く飲まれているのは紅茶だそうです。
種類もたくさんありますから、
いろいろ試してみて自分にあったものを探すのもよいですし、
味や香りの違いを楽しむのもよいですね。
ティーバッグで簡単に淹れることができるのも助かります。
夏ならアイス、冬ならホットで
年間を通じて楽しめる紅茶を健康づくりにも役立てましょう。