夏になるとなんとなくだるくて体調が優れなかったり、
食欲がわかなかったりします。
タケダ健康サイトによれば、こんな症状を総じて「夏バテ」と呼んでいます。
この夏バテの原因としては、
暑さによる睡眠不足、
多量の汗を出し続けることで体温調整機能がおかしくなること、
そして、自律神経の乱れと考えられています。
特に、屋外とエアコンで冷やされた室内の移動で生じる
急激な温度差は体力を消耗します。
また冷えた室内に長時間いることで生じる自律神経の不調は、
倦怠感や食欲不振、さらにめまいや吐き気、頭痛を起こしてしまうのです。
冷房による温度さの他に
睡眠不足や食欲不振による栄養不足が夏バテに拍車をかけます。
体調と体力の問題は夏風邪などの病気を引き寄せてしまうことにもなります。
では「夏バテ」を防ぐために気を付けたいことは次の3点になります。
〇室内の温度調整を工夫する
自律神経の調子を保つためには、
屋外と室内の温度差を5℃以下にするのがポイントです。
エアコンを調整して室温をこまめに調節しましょう。
エアコンの調節ができないのなら、
エアコンからの風が直接当たらないように調節したり、
上着の着用や長袖・長ズボンの使用などで体温を調節したりしましょう。
〇十分な睡眠をとって疲れを溜めない
早めの就寝でぐっすり眠り、疲れを翌日に持ち越さないようにします。
ぐっすり寝るために、運動をする、
就寝の30分~1時間前にぬるめのお風呂につかる、
などの方法があります。
エアコンのタイマーを上手に使って寝つきをよくするなどの工夫をしてみましょう。
〇栄養のある食事をする
食事から栄養を補給するのは、生きていく上での基本です。
食欲がわかない夏では、量より質に重きを置きましょう。
玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋などの
栄養が多い食材をしっかりとり入れると疲労回復に役立ちます。
夏バテ解消の食べ物子供に食べさせるならコレ
夏の子供たちが好きなものといえば、
アイスクリームとか冷たいジュースとか、
糖分はあるけど栄養的にはさっぱりです。
冷凍食品で有名なニチレイのほほえみごはんを参考に、
夏バテに有効な食材を紹介しますと、
〇豚肉:
たんぱく質、ビタミンB1が豊富です。疲労回復に効きます。
〇かんきつ類、キウイフルーツ:
クエン酸も疲労回復に有効です。
かんきつ類やキウイフルーツに豊富です。
他には、植物たんぱく質、カルシウム、鉄分そしてビタミンが豊富な枝豆、
ねばねばがたんぱく質の消化を助けるオクラが夏バテ対策に向いています。
そしてこれらを使って子供にうける料理と言えば、
夏野菜と豚挽き肉のカレーやフルーツヨーグルトでしょう。
和風なら豆腐とオクラの味噌汁なんかもおすすめです。
お年寄りの夏バテにはこの食べ物が効果的?
子供とならんで夏バテが心配なのがお年寄りです。
お年寄りも夏バテ対策に取るべき栄養素は子供と同じですが、
気を付けたいのは、柔らかくて食べやすい食材や料理がおすすめです。
豆腐は冷ややっこ、オクラはそのままかつお節をかけて食べたり、
どちらもみそ汁に入れたりするのもよいでしょう。
子供には嫌われるレバーも疲労回復に効果があります。
レバニラ炒めは定番ですね。
忘れてはいけないのは「うなぎ」。
土用の丑の日にうな重やうな丼を食べますが、
うなぎもまた栄養満点な食材です。
まとめ
さて夏バテ対策の疑問で気になるのは、「いつ頃から始める?」でしょう。
テレ東プラスのコラムによると、
暑い日が週の中で数日あるようになったら始めるのがよいそうです。
暑くなってからではなく、事前の準備が大切なのですね。
コラムによると、
「土用の丑の日にうなぎ」というのも理にかなっているとのことでした。
食事、住居(部屋の温度)そして睡眠に気を付けて、
暑い夏を健康に乗り切りましょう。