一昔前なら、「スマートフォンは高校生になってから」といっていましたが、
最近では小学生も持つようになってきました。
内閣府が発表している
「平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(参考)によると、
小学生のスマホ所有率は40.7%、
中学生では65.8%となり、
2人に1人以上の割合でスマホを持っています。
これが高校生になると94.3%となって、
ほぼ全員が持っていることになります。
確かに、部活や塾で帰宅が遅くなる中、
学校からの「不審者」の情報が入ると心配になります。
親としてはすぐに連絡が取れるように
スマートフォンを持たせたくなります。
子供に持たせるとき、
注意が必要なのが「青少年インターネット環境整備法」です。
一言でいうなら、18歳未満の子供にスマホを持たせる場合、
危ないサイトにアクセスしないように
フィルタリングの導入することを”義務付け”るものです。
親としても、分別のつかない子供が
怪しげなサイトにアクセスして高額な請求書を送りつけられたり、
犯罪に巻き込まれたりするのを防ぐために考えておきたいところです。
では、子供向けのスマートフォンには
どのようなものがあるか調べたところ、
2019年8月現在では、auのmiraie f
もしくはトーンモバイルのTONEe19の2機種しかありませんでした。
ソフトバンクでは、通常のスマートフォンに
子供用のサービスを提供する”ジュニアスマホ”プランの組み合わせとなります。
子供のスマホ安全で安いのはどれ?
子供向けスマートフォンの料金について紹介します。
auのmiraieは月額料金4,200円~、本体価格が32,400円となります。
トーンモバイルは、月額料金1,000円~、本体価格が19,800円となります。
auの方がお値段高めですが、実店舗の数が多いのもauです。
トーンモバイルはTUTAYAの店舗でサポートが受けられますが、
全てのTUTAYAというわけではありません。
実店舗がない地域があります。
ソフトバンクのジュニアスマホは通常の料金プランに
フィルタリングプランを追加したものですから、
通常のスマホの契約と殆ど変わりません。
月額料金5,000円~、本体は使う機種によります。
対応する店舗が近くにある、
もしくはサポートはオンラインでかまわないのならトーンモバイル、
そうでなければauとなるでしょう。
子供のスマホおすすめなのは?
子供向けスマートフォンが備えている機能は、
ハードやソフトによるフィルタリングによって
- 有料なサイトやコンテンツにアクセスさせない
- 有害(アダルト、暴力、その他反社会的なもの)なサイトにアクセスさせない
- 使用状況をモニタできる
- GPS機能を利用して、子供(所持している人)の居場所がわかる
ということになります。
子供用といっても本体の違いはそれ程目立ったものはありません。
店舗で実物を触ってみて気に入ったものを選べばよいと思います。
まとめ
子供用というと、小型で機能を減らしたものを思い浮かべますが、
現実は、普通のスマホの機能をソフト的に制限するものでした。
フィルタリングサービスや位置情報の通知などの見守り機能と合わせて、
落下や水濡れに備えてカバーや保険への用意も必要でしょう。
そしてお子さんとは、時間や用途などについてよく話し合い、
使い方の約束ごとを決めておきましょう。