若い人たちにとって卒業式は人生の節目であり、
新たな目標に向けた旅立ちの日でもあります。
今後のより一層の成長を願い、その日を祝うことは、
我が子でも親戚の子でも同じです。
晴れの卒業式のお祝いには、
記念になる品を送りたいと思うのもおなじでしょう。
贈り物には、いろいろなものが思い浮かびます。
現金、金券かあら実用的なものまでいろいろあります。
ここはやはり人生の先達として花を贈るのはいかがでしょう。
モノではなく、送り主のセンスを活かせるのが”花”です。
額の大小ではなく、思い出に残る花の贈り物についてまとめてみました。
卒業のお祝いにおすすめなフラワーアレンジメントの相場っていくら?
祝う気持ちがあっても、やはり現実的な問題は”予算”です。
卒業祝いの金額は、対象の年齢と関係性によって変わってきます。
年齢が上がる程、縁が近い程、金額は高くなります。
参考までに、大学卒業のお祝いについて、
相手がお孫さんなら10,000~50,000円程度、
従弟・従妹の場合は10,000円程度が多いようです。(参考:GIFT CONCIRGE)
花の場合、花の種類、形態(鉢植え or 花束)、サイズなどで変わります。
卒業祝いの贈り物として人気のある花を紹介します。
〇スイトピー
イタリアのシチリア島原産のマメ科の植物です。
花言葉は「門出」「優しい思い出」
「別離」「私を忘れないで」「永遠の喜び」などです。
花びらの形が飛躍する蝶のように見えることから
「蝶のように飛躍する」意味もあります。
花束の値段は5000~6000円くらいです。
〇赤いガーベラ
キク科の花で、花の日持ちがよいのが特徴です。
温帯から熱帯まで広い範囲に生息しています。
花言葉は「希望」「前進」。
ほかにも色ごとに
黄色:「究極美」「究極愛」
ピンク:「感謝」「崇高美」
赤:「神秘」「燃える神秘の愛」
オレンジ:「神秘」「冒険心」
白:「希望」「律儀」
があります。
明るい色合いならどれを送ってもOKでしょう。
3000~10000円と大きさや飾り付けによって値段に幅があります。
〇黄色いバラ
バラは種類も色も豊富です。
卒業式に贈るのなら、黄色いバラが良いと思います。
代表的な花言葉は、「友情、献身」。
そして、黄色は幸福や希望の象徴、金運アップとされる色でもあります。
値段は3000~10000円と、こちらも大きさや本数で変わってきます。
バラ単体の花束も人気ですが、かすみ草などとの組み合わせも人気です。
卒業祝いのお花に添えるメッセージカード。喜ばれる内容とは?
花束と一緒に贈ると喜ばれるものがメッセージカードです。
カードに記すメッセージには、卒業に至る労をねぎらうこと言葉や、
これからの活躍への期待を込めた言葉など、いろいろなメッセージがあります。
気を付けたいのは「言葉遣い」です。
会社関係でよく使う「ご苦労様でした」は、上からの表現になります。
できれば「お疲れ様でした」と言い換えるのがよいでしょう。
また、「がんばってください」は軽い感じを与えてしまいますから、
「ご活躍をお祈りいたします」などとするのが良いでしょう。
たとえば、大学生に贈るのなら、
「○○(名前)さんへ
大学卒業おめでとうございます。
○○さんのがんばりは私たちも良く知る所です。
目標へ向かって大きく羽ばたいてください。」
中学生なら、
「○○(名前)君へ 中学卒業おめでとう。
中学の3年間は思い出深いものだったと思います。
高校では勉強も難しく、部活も大変になりますが、○○なら大丈夫と信じています。
私たちも○○君を応援しています。」
まとめ
卒業の時期は次の進路に向け何かと物入りなことが多いので、
現金や商品券、ギフトカード、図書カードなど自由に使えるものが重宝します。
ですが、受け取る人への期待や激励の気持ちは、
花やメッセージカードの方が伝わると思います。
花言葉を含めた花のセレクト、色合いやラッピングなど、
送り手の趣向を凝らせる花束は、
「今の大人の人」から「これから大人になる人」への
贈り物に適したものだと言えるのです。