横浜にあった「吉村家」からは始まったとされる「家系ラーメン」ですが、
その特徴は、太めのストレート麺と豚骨醤油ベースのスープです。
太い麺と濃いめのスープといろいろなトッピングを楽しめる家系ラーメンです。
定番の「チャーシュー」「海苔」「ほうれん草」の他にも、
キャベツや味付け卵などを追加することができます。
とても美味しいのですが、気になるのはそのカロリーです。
例えば、幸楽苑が公開しているデータによりますと、
ラーメン一杯のカロリーは800~1000kcalくらいです。
もちろんトッピングなどにもよります。
ですが一般成人の1日の摂取カロリーの目安が「1500~1800kcal」ですから、
結構なカロリーであることがわかります。
ラーメンのカロリーはスープにあった?!
一杯でも結構なカロリーがあるラーメンですが、
そのカロリーはどの食材に負うところが大きいのでしょうか?
もし、これがわかれば、食べるときに注意すべきポイントが明らかになります。
まず、麺のカロリーです。
小麦粉を主材とする麺は炭水化物の固まり。
カロリーも高そうです。
一杯のラーメンに使用されている麺は、
茹で上がりの状態で180g前後(参考:麺開業.com)。
家系のラーメンでは盛りがよいですので200gとしましょう。
そして、麺のカロリーは300kcal程度です。
〇トッピング類
サイズや調理方法によりますが、一例として、
味玉:92kcal
チャーシュー:152kcal
ほうれん草・ねぎ・海苔::合計で12kcal
一般的なトッピングでは260kcal程度です。
ここまでくれば、カロリーの多い食材は明らかです。
そうです。スープなのです。
一杯のラーメンが900kcalとすれば、
スープが340kcalと37%を占めていたのです。
ラーメンの種類でカロリーと塩分が一番多い味はどれ?
幸楽苑の他にも、天下一品でもカロリーなどの情報を公開しています。
これらの資料から検討すると、
カロリーが多いものほど塩分も多くなる傾向がわかります。
少々意外でしたが、味噌ラーメンに野菜炒めを追加すると
カロリーと塩分が高めになるようです。
とんこつより味噌のカロリーが高めなのは意外でした。
また、野菜いためのトッピングにも注意が必要なことがわかります。
炒めるさいに使う油や調味料の影響なのでしょう。
まとめ
会社勤めの人は毎年健康診断を受けますよね?
その結果、血圧が高かったりメタボと判定されると生活面の指導を受けたりします。
その際に「ラーメンのスープは残しましょう」と言われるのですが、
しっかり理由があることだったのです。
ラーメンはおいしい食べ物ですが、カロリーや塩分が多い食べ物でもあります。
ですから、トッピングの盛り過ぎに気を付けたり、
スープを残すなどの食べ方の工夫をすることで、
健康に配慮するようにしたいものです。