冬といえば、何を思い浮かべますか?
子どもさんなら、楽しい楽しいクリスマスにお正月かな?
でも、大人になると、寒くて色んな病気が流行って、
お肌がカサカサになって・・・
なんて考えてしまうかもしれないですね。
そして最近では、病気や乾燥対策には、
加湿器を使われる方、多いですね。
どうして、加湿すると良いのでしょうか。
乾燥したお部屋で過ごしていると・・・
- 鼻や口の粘膜も乾いてしまい、乾いた粘膜はウイルスに負けやすくなる。
- 粘膜が弱ることに反比例して、インフルエンザなどのウイルスの活動は活発になるので、病気にかかる確率が高くなる。
- 肌がカサカサになり、シワやたるみの原因となる。
どれも怖いですね~。。。
今日から加湿器をフルパワーで稼働させねば!!
・・・No!!!
湿度は上げればいいってもんじゃないんですよ~。
加湿器の使い方には注意が必要なんです!!
湿度が高くなると気になりだすもの・・・そう、カビです!
湿気ているところには、カビが生える。
梅雨のジメジメした季節には多くの人が注意を払うカビ!
でも、いつも水分たっぷりの加湿器のお手入れはどうでしょう?
忘れがちではありませんか?
それに、快適に過ごせる温度と湿度の目安ってあるんです。
冬場なら、温度18度~22度、湿度45%~60%
夏場は、温度25度~28度、湿度55%~65%
温度や湿度が高くなりすぎると、加湿器だけでなく、
お部屋にもカビが生えやすくなってしまいます。
健康のためにと使っている加湿器で、
健康を害してしまっては元も子もないですよね。
加湿器を使う際には、湿度をこまめにチェックしましょう。
自動運転機能付きの製品だと安心ですね。
そして何より、お手入れは、決して忘れずに!
それでは、これから、加湿器のお手入れ方法をご紹介しましょう。
加湿器のカビ掃除の方法をご紹介
加湿器のカビ。
これ、ほったらかしにしてたらどうなるの??
タンクやトレイにカビが生えたままの加湿器を使用し続けていると、
空気中にカビも一緒に放出されてしまいます。
結果、「加湿器病」というアレルギー性疾患を患うことがあるそうです。
風邪に似た症状が出るので、あまりにも風邪が長引くという時は
加湿器のカビが原因かもしれません。
更に怖いのは、レジオネラ菌。
これも、加湿器の掃除を怠ることにより発生します。
加湿器の掃除をせずに水を継ぎ足して使い続けた結果、
高齢者施設では、死亡事故もおきている恐ろしい菌なのです。
加湿器の掃除・・・億劫かもしれませんが、
そんなこと言っている場合ではありませんね。
では早速、加湿器のお手入れする箇所を確認していきましょう。
加湿器の種類にもよりますが、基本的には以下の5か所を
抑えておけば良いでしょう。
- タンク
- フィルターとトレイ
- 吸気グリル
- 吹き出し口
順番にお手入れ方法を見ていきましょう。
- 1.タンク
<クエン酸を使う>
身近な安全素材を使って掃除する「ナチュラルクリーニング」で近頃人気のクエン酸。
ここでも、大活躍です。
百均や薬局で簡単に手に入るところも嬉しいですね。
(クエン酸が使えない加湿器もあるので、取扱説明書でご確認くださいね。)
40度以下のお湯2リットルに大さじ1のクエン酸を溶かします。
これをタンクに入れて、一晩おくだけ。
翌日、捨てたら出来上がり!
ヌメリが残る場合は、スポンジで軽くこすると良いでしょう。
- 2.フィルターとトレイ
<クエン酸を使う>
タンク掃除と同じく、大さじ1のクエン酸を溶かした40度以下のお湯2リットルを
バケツに入れて、フィルターとトレイを付け置きします。
汚れ具合もよりますが、最低1時間以上は置きましょう。
付け置きだけで汚れが取れない場合は、スポンジで軽くこすると良いでしょう。
細かい部分の汚れが取り切れない場合は、歯ブラシや綿棒を使って掃除します。
※1.2.について
~クエン酸だけで汚れが取り切れなかった場合~
☆逆性石けんを使ってみる
弱酸性の消毒液です。
オスバンSという商品が有名でしょうか。
200倍に薄めたものを使って、雑巾でカビを拭き取りましょう。
☆エタノールを使ってみる
殺菌・消毒でおなじみですね。
雑巾でカビを拭き取りましょう。
どちらも薬局で購入できますが、
必ず加湿器の取扱説明書で使用可能か確認してくださいね。
- 3.吸気グリル
<掃除機で吸う>
掃除機でほこりを吸い取りましょう。
- 4.吹き出し口
<雑巾で拭き取る>
雑巾にクエン酸水を吹き付けて、吹き出し口周辺についた水滴などを
キレイに拭き取りましょう。
これで、キレイになりました。
意外と簡単ですね。
こまめに掃除することで、更に簡単にお手入れが終わるようになります。
是非、健康のために、定期的なお手入れを心がけましょう。
ペーパー加湿器ならカビ掃除は不要?
加湿器の掃除の必要性、よくよく分かりましたね。
・・・分かったけど、やっぱり面倒くさい・・・
こまめに掃除する時間がない・・・
でも、乾燥したお部屋も嫌だ・・・
そんなアナタには、ペーパー加湿器をおススメします。
ペーパー加湿器は、水の入った容器に紙を浸して使うという、
電気を使わない加湿器です。
水が蒸発する性質を利用して部屋を加湿させるという、
原始的でエコな商品なのです。
そんなモノで、ちゃんと保湿できるの?
はい!
水の入ったコップを置いている時と比べて、
なんと、約10倍から35倍もの効果が期待できますよ。
じゃあ、ペーパー加湿器って、どんなお手入れをすればいいの?
カビは生えないの?
では、早速、疑問を解決していきましょう。
結論から言うと・・・
残念ながら、ペーパー加湿器にもカビは生えます。
まあ、そりゃそうですよね。
紙を水に浸すんですから・・・
むしろ、電気で動く加湿器よりも菌が増えやすいとか・・・
でもでも!!!
お手入れが格段に簡単なんです。
まず基本は、こまめに水を取り替えることですが、
コップのような容器の水を取り替えるだけだから、とっても簡単!!
それでも、ペーパーが少しずつ汚れてきたり、水を吸い上げにくくなってきます。
そうなったら、半日から一日かけて、ペーパーをキレイな水に浸しておいてください。
それだけで、ペーパーに詰まっていた水道水のカルキなどが溶け出て、
キレイになるんです!!本当に簡単!!
そして、このペーパーは、商品にもよりますが、
1シーズン程度での交換が推奨されていますので、
1シーズンたてば、新しいものに交換してしまいましょう。
(使用状況により、交換時期にずれが生じる場合があります。)
お手頃なお値段で交換用のペーパーが販売されていますよ。
やっぱり、簡単!!
これは、お手入れが苦手な方には、とっても嬉しいですね。
ペーパー加湿器は、家でも簡単に作れそうですが、
加湿機能が格段に劣る上に、あっという間にカビが生えてきます。
市販品は特殊なペーパーを使って、
より衛生的により効率よく加湿できるように作られていますので、
是非そちらをご購入くださいね。
そして、市販品であっても、ペーパーの交換を怠ると、
加湿機能が弱まってきたり、
ペーパーの防カビ効果が薄れてきますので、
正しく使うようにしましょうね。
さいごに
いかがでしたか?
乾燥の季節に欠かせない加湿器も、使い方次第で命を脅かす存在にもなり得ること、
いかにお手入れが重要であるかということが分かりましたね。
またカビを抑えるには、お手入れだけではなく、
加湿器を使わない時はタンクやトレイの水を捨てること、
加湿に使用する水は浄水などではなく水道水を使うことも大切です。
加湿器はいつも清潔にして、健康な日々をお過ごしくださいね!