バーベキューに必要不可欠なものと言えば「炭」です。
これがなければ火が使えません。
使う量のおおよその目安で1回のバーベキューで
1人あたり1kgの炭を準備するのが基本です。
4人家族ですと4kgですね。(参考:BBQ GO)
そして炭には幾つか種類がありますが、
大きく「黒い炭」と「白い炭」に分けることができます。
DIYショップなどでよく見かけるのが「黒い」炭です。
黒炭とか切り炭と呼ばれるものです。
比較的簡単に火をつけることができる一方、燃え終わるのも早めです。
値段は1kgあたり400円くらいです。
もう一方は白炭です。
燃えている時、表面に付着する灰で白っぽく見える炭で、
「備長炭」は良く知られています。
安定した火力と持続時間が長い反面、火がつけにくく
値段も1kgあたり1000円を超えたりします。
このような特徴から、バーベキューで炭を使うのなら
黒炭や切り炭が扱い安くておすすめです。
そして、火のつけ方から残った炭の処分方法までまとめてみました。
バーベキュー!初心者でも成功する炭の起こし方
炭に火をつける。
ただそれだけのことですが、
かつてのバーベキューにおいて最大の難関でした。
ですが、最近は便利なモノもありますから手順どおりに行えば誰でも成功します。
ポイントは
- 種火には乾燥している炭を使います。
また、細かな破片状の炭や前回使用したときに残った”消し炭”を使います。 - 着火剤を底に置いて、炭を空気が通るように隙間を空けて積んでいきます。
- 着火剤に点火します。
炎が落ち着いたら団扇などで空気を送ります。
そして、火が付いた炭は火箸などで回転させ、
全体に火が回る(白っぽくなります)ようにします。 - 種火用の炭に火がついたら、それを広げます。
そして広げた種火の炭の上に、本番用の炭を積んでいきます。
以上の手順で種火→調理用の強い火が起こせます。
着火剤でうまく行かないときは、ガスバーバーで炭を炙る方法もありです。
バーベキューで残った炭はどうする?消し方や片づけ方
楽しいバーベキューの後に待っているのが片付けです。
ここで悩ましいのが燃え残った炭の扱いです。
この炭の扱いは、その後の用途によって2つに分かれます。
・消し炭として次回も使用する場合
密閉した容器に入れて酸欠状態にして消火する。
容器には炭つぼが便利です。
消し炭(燃え残った炭)は火がつきやすいので、
次回の際の着火に用いるのがよいでしょう。
・ごみとして処分する場合
水に漬けて消火します。
十分な時間、水に漬けて完全に消火したことを確かめてから燃えるゴミに出します。
炭専用の捨て場を設けているバーベキュー場なら、そこに捨てましょう。
また、地面に穴を掘って埋めるという意見もありますが、
これはマナー違反ですし、
土の被せ方が十分でないと完全に消火せず、
火事や事故(火傷)の原因となりますから止めましょう。
そもそも、木材を加熱して混じりけのない炭素の塊にしたものが炭です。
炭素は微生物で分解されませんから、
土に埋めても自然に分解されないことをお忘れなく!
バーベキューにおいて”炭に火を付ける”ことは一大イベントです。
ここを難なくこなせば、
周囲はあなたをバーベキューの達人として見てくれるかもしれませんね。
そして、屋外で火を使った後は、確実に火の始末をしてくださいね。