ライフハック

部屋干しには暖房と除湿どっち?電気代を節約しながら賢くエアコン!

2020年1月17日

洗濯物は外で太陽の下で乾かしたい!

 

と思うのですが、
実際は天候や家事ができる時間帯の制約
はては防犯上の理由などなどで
やむなく部屋干ししなければならないことがあります。

 

また、花粉が飛び交う時期は、
花粉症の症状を和らげるために
敢えて部屋干しをすることがあります。

 

さて、理由はいろいろありますが、
部屋干しできになるのは”匂い”ですね。

 

これは、洗濯物に付いた菌が主な原因です。

 

対策としては、部屋干し用の洗剤を使用したり、
菌が増える前に手早く乾燥させたりしてしまうことです。

 

そのために、役立つのはエアコンです。

 

ですがエアコンの暖房と除湿は状況に合わせて
使い分ける必要があるのです。

 

 

部屋干しの洗濯物暖房と除湿早く乾くのはどっち?

 

 

結論を出す前に、”洗濯物が乾く”ということは
どういうことかを見ていきます。

 

洗濯物を乾かすためには、
洗濯物が含んでいる水分を
どこかに追いやってしまわなければなりません。

 

多くの場合、洗濯物から周囲の空気に水分を追い出します。

 

空気はその中に水分を水蒸気の形で含んでいます。

 

ある決まった容量の空気が含むことができる
水(水蒸気)の量は飽和水蒸気量とよばれ、
温度で決まります。

 

(より詳しくは圧力もありますが、
室内の圧力は1気圧で一定ですのではぶきます)。

 

温度が高いほど飽和水蒸気量は増えます。

 

洗濯物から空気中に水分が移動する速さは、
洗濯物周囲の空気内の水蒸気量と飽和水蒸気量の差と、
周囲の空気の移動速度で決まります。

 

ですから、
洗濯物周囲の気温が高くて乾燥している、
さらに気流があればよく乾くのです。

 

そうなると、エアコンの使い方は、
周囲の気温に合わせて選ぶ必要があります。

 

夏場の高温多湿なら除湿を選びます。

 

暑い夏の最中に暖房で加熱したら、
室内にいる人はたまりません。

 

冬場の低温で乾燥した状況には
暖房が有効になるのです。

 

 

エアコンの暖房と除湿、電気代が安いのはどっち?

 

 

株式会社アイアンドシー・クルーズが運営する
enepiの記事に基づいて電気代を比較してみます。

 

たいていのエアコンには
暖房・除湿・冷房の機能が付いています。

 

電気代を基準に比較するとき
問題になるのが除湿機能です。

 

除湿は、取り込んだ空気の温度を少し下げて除湿します。
これは冷房除湿です。
湿度は下がりますが温度も少し下がってしまいます。

 

そこで、この冷えて乾いた空気を
再度希望の温度に調整するのが再熱除湿です。

 

enepiのデータによると、
暖房と冷房除湿の電気代の比は3.39対1で
冷房除湿がお得になります。

 

一方、暖房と再熱除湿の比は1対1.19となって
暖房がお得になります。

 

このことから、
夏は涼しくなる効果が得られる冷房除湿が、
冬は暖房がお得な方法になります。

 

 

まとめ

 

そしてもう一つのポイントは空気の流れです。

 

洗濯物に適当な風が当たるようにすることも
早く乾かすためのポイントになります。

 

エアコンの送風機能でもよいですが、
室内の温度を一定にする機能を兼ねた
扇風機と合わせて使うのも効果的です。

 

あと、より電気代を節約したいのなら、
フィルタの状態にも気を付けたいものです。

 

先に紹介した記事によれば、
月に2回のフィルタ掃除は、
年間の電気代で700円くらいになるそうです。

 

フィルタにほこりが詰まっていると、
空気の流れが悪くなりますし、
ほこりを室内にまき散らすことにもなります。

 

まめなお掃除と
季節に応じた適切な運転モードの選択
で節約しながら上手に洗濯物を乾かしましょう。

タグ

-ライフハック
-, ,