最近は、畳みの部屋を見ることが減ったように感じます。
それを裏付けるのがマイボイスコム社の調査結果(参考)です。
7割の家でリビングをフローリングにしていました。
テーブルやイスを使う機会ことが普通になっていますから、
畳みより耐久性がありそうですし、
掃除もしやすいことが理由としてあげられていました。
ところで、ペットフード協会による
平成30年 全国犬猫飼育実態調査結果(参考)によれば
ペットとして飼われている犬の8割以上が
室内で飼われていています。
ですから多くの犬が、
フローリング床の部屋で過ごしていることになります。
このフローリング、
私たちの生活には適したものですが、
犬にとってはどうなのでしょう?
実は、
〇滑りやすい
〇衝撃が大きい
ことから犬の脚への負担が大きいことが指摘されています。
(例えば、こちら)
でも、これらは少しの工夫で改善することができます。
犬と人間の双方に快適な部屋にするための方法を見ていきます。
犬のフローリングによる怪我を防ぐ方法
フローリングの表面は保護のためにワックスが塗られたり
特殊なシートが貼られていたりします。
滑らかさを保つためゆえに滑りやすいのです。
リフォームして床材を交換する方法はありますが、
借家やアパートでは難しい話です。
持ち家でも費用の面で簡単に行えるものではありません。
手軽にできる滑り止めの方法は大きく分けて次の2つでしょう。
〇滑り止めシューズを使う
グリップがよい材料を使った??靴や靴下があります。
汚れた時は脱がして洗うことができますし、
壊れたら交換が簡単です。
デメリットとしては、
犬が慣れてくれるまで時間がかかるかもしれないこと。
根気よく鳴らしていきましょう。
〇滑り止めマットを敷く
フローリングの上に滑りにくい材質や
柔らかい(衝撃を吸収する)材質のマットを、
必要な範囲に敷くことができます。
マットには、1枚ずつ組みわせていくものと、
じゅうたんやカーペットのような1枚のタイプのものがあります。
組み合わせるタイプは、敷くのが簡単で、
汚れたり破損したりした場合はその部分だけ交換することができます。
一方、継目の部分にゴミやほこりが入りやすい
という欠点があります。
一枚のものは、大きいので敷くのが大変というデメリットがありますが、
継ぎ目がないので、水やおしっこのような液体をこぼした場合、
フローリングを痛めにくいというメリットがあります。
犬が喜ぶフローリングマットはコレだ!
フローリングに敷くのに向いているものを紹介します。
〇タンスのゲン安心の超低ホル コルクマット
1枚が45×45cmで厚さ8mmのコルクマットのセットです。
48枚入っていて6畳程度をカバーできます。
弾力がある材料で、防音や衝撃を和らげてくれます。
温度変化による反り返りやコルク屑が出こともあるようなので、
少量を購入して試してみてから・・・というのもようでしょう。
48枚セットは6,780円 です。
〇大建工業 ワンパークマット
1枚の大きさは40×40㎝で厚さは6.5㎜です。
特徴はアレルギー対策と防水対策。
アレルギー対策に東洋紡の「アルゲンブロック」を使っています。
中間を防水層としていて、
下のフローリングに配慮がされています。
1枚の値段は3,660円です。
〇ペット喜ぶカーペット フレヤ
261×352㎝×厚さ9㎜の絨毯タイプです。
表面の毛足は7mmのカットパイルを採用しています。
ペットの爪が引っかからないように配慮されています。
抗菌防臭加工で好きな寸法にカットして使うこともできます。
17,800円です。
まとめ
他にも、爪をこまめに手入れしたり、
高い所から飛び降りたりしないように躾たり、
ちょっとしたことで犬の体の負担を減らすことができます。
「犬は人間の最良の友達」というのはよく聞く話です。
そんな友達と快適に過ごせるようにするめ、
部屋の床には気を付けたいものです。