自宅の部屋や会社のオフィスに置かれた観葉植物の効果については
多くのところで語られています(参考:VERDENIA)。
葉の色や形を見て楽しむ観葉植物の効果は次のようになります。
◆空気の清浄
植物が行う光合成では、二酸化炭素が吸収され、
酸素が排出されることはご存知のとおり。
さらにその働きの中で空気中の
ホルムアルデヒド、トルエン、アセトンなど
のシック症候の原因となる成分を吸収しているのです。
◆空気の加湿
植物は根から水を吸い上げ、
葉から空気中に蒸発させます。
室内の空気の保湿に役立っています。
◆目の疲れを軽くする
近くのモニターばかり見ていては眼が疲れます。
緑は目の疲れを癒すという調査結果があります。
この他に、緑の植物を眺めることは
ストレス解消に効果があります。
観葉植物は私たちの健康に役立つものなのです。
観葉植物の基本的な育て方とは?簡単に育つ観葉植物をご紹介!
心身の健康のために役立つ観葉植物ですが、
育てるとなると何だか難しそうに感じてしまいます。
では、簡単に育てられる植物のポイントを見てみると
◇乾燥に強い(水やりを忘れても少しの間なら大丈夫)
◇日陰でも元気に育つ
◇寒さに強い
が挙げられます。
これらのポイントにあった植物を紹介します。
〇ユッカ
メキシコが原産です。
まっすぐに伸びた姿は力強く、
そこから「青年の樹」と呼ばれたりします。
乾燥と寒さに強いので扱いは簡単です。
成長がゆっくりなこともいいですね。
気を付けたいことは、葉が尖っていること。
小さなお子さんが触れない場所におくのがよいでしょう。
〇トックリラン
馬の尻尾のような細長い葉と、
徳利のように膨らんだ根元が特徴です。
寒さと乾燥に強いので育てるのは簡単です。
日あたりのよいところを好みます。
窓ぎわにおいてやるとよいです。
成長すると数メートルになりますが、
ゆっくりと伸びていきますから、
長い期間室内でも育てられます。
〇シェフレラ
カボックとも呼ばれます。
強い植物で枯らす方が難しいくらい。
寒さ、乾燥、日陰に強いので、
室内でも屋外でも育てられます。
成長が早いので伸びてきたら、
適当に枝を切り落としましょう。
強い植物なので時期や切り方を
気にしなくても大丈夫です。
観葉植物の育て方で注意する点は?
元気な植物を観るためには、
毎日の必要はありませんが面倒をみてあげましょう。
その時のポイントは、
水やり、日当たり、肥料の3つです。
少し詳しく見ていきましょう。
■水やり
肝臓に強い品種でもまったく水がなければ枯れてしまいます。
でもやりすぎるとトラブルの原因になります。
水やりのポイントは、次のとおり。
●乾いてから水をあげる。
常に土が湿っている状態にする必要はありません。
土の表面が乾いてきたら水をあげます。
●鉢受けに水が溜まるまであげる
水やりの量はどれくらい?
と悩むことはありません。
鉢の下に置いた受け皿に水がしみ出てくるまであげます。
また、たまった水は
カビやコケなどが増える原因になりますので捨てます。
■日当たり
植物ですから、成長のために太陽の光は必要です。
窓際の日が当たる場所に置きましょう。
でも、夏場の日差しが強い時期は、
土が早く乾いてしまうのを防ぐことと合わせて、
薄手のカーテンで煮刺しを遮ったり、
日が当たる時間を調整したりしてあげましょう。
■肥料
鉢植えの場合、植物の成長に必要な養分が不足しがちです。
成長に必要な養分は肥料で与えます。
肥料の成分は、植物の成長の基本養分である
「窒素」、「リン酸」、「カリウム」です。
時期は、植物が成長する3月~6月、9月~11月
に与えるのが一般的です。
植物によって必要な量や与え方が少しずつ違いますので、
肥料を購入する際、お店の人に訊いておきましょう。
あと、エアコンの風は植物を乾燥させます。
風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。
まとめ
植物が部屋にあると、なんだか和みますよね。
観葉植物は先に説明した機能で部屋の環境を
良くしてくれるのとあわせて
インテリアとしても活躍してくれます。
花を楽しむのも、
葉の色や形を楽しむのも、
植物の伸び方や姿形を楽しむのもありです。
水やりなどの手入れも簡単ですので、
ぜひ一度育ててみてください。