子どもの遊びといえば「大勢で外で元気よく走り回る」
というイメージがありました。
しかし、最近の調査
(例えば平成23年の内閣府による「青少年のゲーム機等の利用環境実態調査性」)では、
90%以上の小学生がDSやPSPなどのゲーム機を持っている
と回答していました。
スマートフォンでも小学生の9割近くが使用しています。
(平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果)
殆どの子どもが小学生の頃からゲームをしていることがわかります。
「いつから?」という疑問については、
子ども同士の遊びの状況など、
置かれた状況によると思います。
ですが、ゲームのやりすぎによる睡眠不足やゲーム内課金など
金銭に関わる問題もありますから、
親の監視の目が届くところでゲームをさせるべきでしょう。
最近よくきく子どもの体力低下の一因として
ゲームのやりすぎが挙げられています。
(例 文部科学省子どもの体力の低下の原因)
子どもの様子を見ながらゲームで遊ぶ時間を調整するようにしたいものです。
子供の頭をよくするゲームアプリ3選
一口にゲームアプリといってもいろいろなものがあります。
せっかく遊ぶのなら何か役に立つものがよいですよね。
ゲームの楽しさをいかした学習アプリのなかで、
おススメのものを3つ紹介します。
〇小学生手書き漢字ドリル1026
小学1年から6年生までで習う漢字をカバーするアプリです。
手書き入力で書体とあわせて書き順の確認もできます。
意味や読み方もしっかり勉強できます。
教育専門誌や教育委員会が取り上げるだけのことはありますね。
〇ワオっち!イングリッシュスクール!
2~10歳までを対象にした英語学習アプリです。
ゲームで楽しく遊びながら英語を覚えられるのですが、
最大のポイントはネイティブの発音をきくことで
正しい発音が覚えられること。
多くの人が苦手に感じる発音もこれで克服できる!?
〇あそんでまなべる 日本地図パズル
小学生のころ覚えるのに苦労した記憶がありませんか?
全国の都道府県をジグソーパズルにして楽しみながら
覚えられるアプリです。
日本地図完成までのタイムを記録できますから、
友達や家族で競い合うのもよいですね。
これらのアプリは、App StoreやGoogle playから入手できます。
プログラミングゲームは子供にやらせる価値あり?
いまの30~40代の人の「プログラミング」のイメージといえば、
JavaScriptやpythonの指導書に記載されているコードを入力し、
動作を確認していく。
そして入力はキーボードからの数字やアルファベット、
出力はテキストが多かったものです。
なにか、呪文を覚えるような修行のような感じでした。
2020年から小学校でプログラミングの授業が始まるのですが、
こんな文字だらけの内容では、子どもにあきられてしまいます。
学習の重点がコードを書くことではなく、
アルゴリズム(動作の手順)を学ぶことです。
動作を指示しなければコンピュータは動かないことを学ぶわけです。
ゲームの綺麗なグラフィックに慣れた子どもたちの関心を引き付け、
アルゴリズムを学ぶためには、
ゲーム感覚で学べるプログラミングゲームが向いています。
まとめ
文字だけではなく、
動画や音声も使って学習できるのがアプリのよいところです。
そしてIoTとかAIとか
コンピュータが生活のいたるところに入っています。
そのコンピュータが動きを指示するプログラミングは、
これからの仕事に役立つスキルといえます。
しかし、長時間のアプリのやり過ぎは健康によくありません。
自制心がつくまでは親御さんの指導のもとで
ゲームやアプリを楽しむようにしましょう。